期待を裏切らない大作 スティール・ボール・ラン
「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画の、第7部にあたる「スティール・ボール・ラン」という漫画が好きだ。馬に乗って命がけのレースをする、というのが大まかなストーリーだが、この漫画の中は、一言では言い表せないくらいたくさんのテーマを擁している。
少年漫画的な、友情や努力といったテーマはもちろん、宗教、同性愛など深いテーマも垣間見える。登場人物はキャラが濃い者ばかりで、ジョジョの奇妙な冒険シリーズではいつもそうだが、敵キャラさえ尊敬に値する、または憎めないキャラクターが多い。
名言も多く残されていて、今でもネットではあちこちで見かける。物語の終盤は燃えあがるほど熱い展開で、何度でも読み返したくなる。そしてラストは衝撃と切なさが我々を襲う。読んだことは無いけれど興味のあるという方には是非、読んでもらいたい。